指揮者においての4スタンス理論を考えてみる

私の勝手なイメージとして指揮者、作曲家、歌手は楽器の諸々の都合がないので自由に自分の音楽を表現できる=タイプが出やすいと思っていた。

例えば指揮者であれば、出てくるオーケストラの音で大体AかBだけでも分かるし、作曲家も音の厚み、音形、リズム感でほぼ推測(あくまでも推測です)できる。

ですが昨日の指揮者セミナーを見ていて、指揮者においては必ずしもそうでもないかも?と思ってしまいました。
以下はあくまでも私の研究過程の考察でありますので、断定するものではないということをご了承の上お読みください。


昨日の事で言えば、「指揮棒を持って手首を動かすな」「かかとを浮かせるな」というアドバイス。

演奏者からしても、指揮棒を持って手首をクルクル動かされると打点や色んなものが不透明になり混乱するので大変やりづらい。

おそらく私と同じタイプであろう2人ほどがそれをとても注意されていて、かかとを別の人に押さえてもらって、手首も固定して振ることになった。
すると途端にオーケストラは安定し始めスッキリしてきた。しかしあくまで私の視点ですが、ご本人はぎこちなく、やりづらそうに見えた。
複雑ですね😢


翌日のG.Pと本番は2人のうちお1人は指揮棒を持つのをやめて振ることにしたようだ。
先生に注意されることも少々あったけど、こちらは前日の不自由さがなくご本人も音楽を伸び伸びとされている印象で、全く別人のよう。

指揮者も様々な制限を課されることがあるのですね。手首が可動ポイントのAタイプは、(できる人はともかく)指揮棒を持たないという選択肢もあるというのは、この理論では有効かと思いました。

これまでのオーケストラ奏者としての経験から、本当に沢山の指揮者にご一緒させもらっているので、
指揮者についてはまだまだ書き足りないですが、これで終わっておきましょう☺️

まだまだ研究途中なので多くのデータや考察が必要ですね。



以上独り言でした。



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大阪交響楽団フルート奏者小林志穂と申します。 オーケストラの活動やレッスン、またレッシュ(4スタンス理論)公式マスター級トレーナーとして身体の使い方を指導する活動などを綴っていきたいと思います♪

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